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今川義元の真意

 【26//2012】

今川義元の真意

今川治部大輔義元による「尾張侵攻」「上洛」ではなかったとする説が今では有力な説となっている。

では義元による「尾張侵攻」の真の目的は何だったのだろうか。
それは先代である織田弾正忠信秀の頃から続く、今川家と織田家とによる勢力争いでしかなかった。

稀代の英雄として三河国で絶大の力を誇った松平二郎三郎清康の死後、弱体化した三河の領地を巡り今川家と
織田家は幾度と無く争っていた。
しかし信秀の死後、弾正忠家の家督を継承した織田三郎信長が、主家の器では無いとして、
鳴海(なるみ)、大高(おおだか)、沓掛(くつかけ)の諸将が、今川方に寝返ってしまう。
この諸将の動きによって、今川家と織田家の均衡は崩れてしまう事になる。
東海道の支配権を確固たるものとするためには、伊勢湾交易の拠点であり、尾張随一の商工都市津島を支配下に置く事が最重要課題と捉えていた義元にとって、「尾張の虎」と恐れられた信秀の死や、織田弾正忠家を見限った諸将の動きは願っても無いことであった。
しかし義元の思惑とは裏腹に、弾正忠家を継承した信長の躍進は凄まじく、先代信秀でさえ成しえなかった尾張を統一してしまうのである。
今川義元の「尾張侵攻」の真の目的
それは、尾張を統一し、尾張守護代にまでなった信長の勢いを抑える必要性と、今後どうなるか解らない尾張の諸将の動きを抑制する必要性に迫られての「尾張侵攻」であった。

鳴海、大高、沓掛の諸将の裏切りに対し信長は、丹下・善照寺・中島・丸根・鷲津に付け城と呼ばれる砦を築き、
今川方からの補給路を断っていた。
尾張侵攻の最前線基地にあたる大高城が落城、あるいは織田方へ寝返りでもしてしまうと鳴海、沓掛の諸将の動きも怪しくなり、義元は尾張侵攻の足掛かりを失ってしまう事になる。
そこに危機感を感じた義元は、永禄三年(1560年)五月、大軍を率い出陣するのである。

信長公記によると、
「永禄三年五月十七日、今川義元沓懸へ参陣。十八日夜に入り、大高の城へ兵糧いれ、助けなき様に、十九日朝、塩の満ち干を堪がへ、取手を払ふべきの旨必定と相聞こえ候ひし由、…」とある。
永禄三年(1560年)五月十七日
尾張沓掛城へ入った義元は、尾張侵攻の最前線基地にあたる大高城へ兵粮を送ると記されている。
義元は、大高城への兵糧入れという困難な任務を松平蔵人佐元康に命じている。
大高城は、織田の丸根・鷲津砦に囲まれており、そこに兵糧を運ぶのは非常に危険な任務となった。

信長公記によると、
「今度家康は朱武者にて先懸けをさせられて、大高へ兵糧入れ、鷲津・丸根にて手を砕き、ご辛労なされたるに依って、人馬の休息、大高に居陣なり」とある。

三河物語によると、
「即押寄て責給ひければ、程無タマラズして、佐間は切て出けるが、雲もツキずや、討ち漏らされて落ちて行く。家の子郎縫供をば悉打取る。其寄大高之城に兵ラウ米多く誉。」とある。

尾張の諸将の動きを抑制する必要性に迫られての「尾張侵攻」
それは、丸根・鷲津砦を攻略し、大高城へ兵糧を搬入する事であった。
義元は、その任についた松平元康の後詰として大軍を率いて尾張へ侵攻して来たに過ぎなかった。


そして通説通り、「今川軍が丸根・鷲津に攻撃開始」の早馬が信長の元へ届き、
信長が「敦盛」を舞い、わずかな兵で出陣し熱田へ向かって・・・・という事になる。


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戦国乱世を駆け抜けた武士の見た夢
今も語り継がれる歴史に名高い英雄たちは、時代の渦の中で、どのように生き抜いたのか。
戦国城下町
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第三章 永禄記
1558年から1570年までの12年間を指すこの時期に、
織田信長が天下布武を掲げ、覇道の道を進む事になる。
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