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執拗に迫り来る 毒蛇の攻撃

 【18//2014】

下克上の最終段階


天文二年(1533年)
長井藤左衛門長弘を殺害した西村勘九郎正利は、長井新九郎規秀と名乗りを改め、
長井宗家の名跡を手に入れ、居城を美濃稲葉山城に移し、城の大改修工事を行なうと同時に、
城下に楽市令を布き、巨大な要塞都市を作りはじめた。



天文七年(1538年)
守護代斎藤新四郎利良が死去し、斎藤宗家が断絶する。
ここにも新九郎規秀の策謀があった可能性がある。

美濃小守護代長井宗家の名跡を手に入れた新九郎規秀の次のターゲットは、
その上の美濃守護代斎藤宗家の名跡を手に入れることであった。

美濃国における守護代家斎藤宗家の重要性を、得意の弁舌で力説した新九郎規秀
美濃守護土岐左京大夫頼芸より、斎藤宗家の家督を継ぐことを命じられ、斎藤新九郎利政と名乗りを改め、美濃守護代の地位につく。

美濃の最大権力者となった新九郎利政は、最後の仕上げに動き出すことになる。


戦国Check✓

長井 長弘(ながい ながひろ)
戦国時代の武将。通称は藤左衛門、弥二郎。官位は越中守。美濃小守護代。美濃関城主。
美濃守護土岐政房の後継を巡り、政房の嫡男頼武と次男頼芸が対立。
頼芸を実質的な守護の座に就かせる為、斎藤道三と共に頼芸を擁立し、頼武を越前に追放する。
事に成功した長弘は、守護代斎藤氏に替わって、美濃の実権を握った。
しかし、「不行跡の罪」或いは「頼武と内通した」として上意討ちの名目で斎藤道三に殺される。

美濃加納城(みのかのうじょう)
美濃国厚見郡加納(現在の岐阜県岐阜市加納)にあった城。

美濃稲葉山城(みのいなばやまじょう)
美濃国厚見郡井口(現在の岐阜県岐阜市金華山)にあった城。

斎藤 利良(さいとう としなが)
戦国時代の武将。通称は新四郎。美濃守護代。美濃斎藤家持是院家第六代当主。

土岐 頼芸(とき よりあき)
戦国時代の武将。官位は左京大夫、美濃守。美濃守護。美濃土岐家第十五代当主。
斎藤道三に擁立され、兄土岐頼純を越前に追放し、美濃守護となる。
天文二十一年、道三とあらそって敗れ、のち尾張の織田信長をたよったとされる。
鷹の絵が得意で、土岐洞文と同一人物との説もある。

美濃国(みののくに)
かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東山道に位置する。別称は濃州(のうしゅう)。
領域はおおむね現在の岐阜県の南部。
多藝郡、石津郡、不破郡、安八郡、池田郡、大野郡、本巣郡、席田郡、方県郡、厚見郡、各務郡、山県郡、武藝郡
郡上郡、加茂郡、可児郡、土岐郡、恵奈郡の十八郡から成る。

戦国大戦 斎藤道三
猛き黄金の国 斎藤道三 本宮 ひろ志(著)
兵は詭道なり 斎藤道三 岩井 三四二(著)



天文十年(1541年)
守護土岐氏の弱体化を狙う新九郎利政による土岐頼満(頼芸の弟)の毒殺が契機となり、
頼芸と利政との対立抗争が開始する。

土岐一族や譜代の重臣達は、ここに来てようやく新九郎利政の野望を知り、
頼芸を中心に結束して利政追放に向け兵を収集するが、
美濃国はすでに新九郎利政を中心に動き始めていた。

天文十一年(1542年)
利政は、頼芸勢の先手を打って頼芸の居城美濃大桑城を急襲し陥落させている。
利政勢に捕らえられた頼芸と嫡子二郎頼次は、尾張国へ国外追放されることになる。


戦国Check✓

土岐 頼満(とき よりみつ)
戦国時代の武将。美濃土岐家第十五代当主土岐 頼芸の弟。
美濃国主の座を狙う斎藤道三により毒殺される。

譜代(ふだい)
父から子へ、子から孫へというように同一血統の中で正しく継承が行われてきた家系及び、
その族姓・系統の正しさを証明する系譜類などを指す。
また、特定の主家に代々仕えてきた家臣の系統を指して「譜第の臣」「譜第の者」などとも称した。

美濃大桑城(みのおおがじょう)
美濃国山県郡大桑(現在の岐阜県山県市大桑)にあった城。

土岐 頼次(とき よりつぐ)
戦国時代の武将。通称は二郎、左馬助。美濃土岐家第十五代当主土岐頼芸の次男。
兄・土岐頼栄が父頼芸によって廃嫡されたため、土岐氏の後継者に選ばれた。
父とともに斎藤道三によって美濃を追われた後は、大和の松永久秀を頼った。
その後、豊臣秀吉に馬廻として仕え、1587年に河内古市郡内に五百石を与えられた。
さらに、徳川家康に仕え、関ヶ原の合戦では東軍に属し、本領を安堵されて、旗本になる。

尾張国(おわりのくに)
かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東海道に位置する。別称は尾州(びしゅう)。
領域はおおむね現在の愛知県西部にあたる。
智多郡、愛智郡、春日井郡、丹羽郡、葉栗郡、中嶋郡、海東郡、海西郡の八郡から成る。



あやしい天守閣 (イカロス・ムック) かみゆ歴史編集部 (著)
廃城をゆく (イカロス・ムック) かみゆ歴史編集部 (著)
悪人がつくった日本の歴史 (中経の文庫) 小和田 哲男 (著)
名将名城伝 津本 陽 (著)



二十五年という歳月をかけようやく斎藤新九郎利政は、美濃国主となった。





次回 第二十二話 第二次安城合戦 ⇒




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