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主の裏切り行為が許せない!!

 【08//2014】

尾張国内 一族との対立


包囲
加納口の合戦で勝利した斎藤新九郎利政(山城守道三)は、織田弾正忠家支城美濃大垣城を包囲する

信長公記によると、

去る九月廿二日、山城道三、大合戦に打ち勝つて申す様に、尾張者はあしも腰も立つ間敷候間、

大柿を取り詰め、此の時攻め干すべきの由にて、近江のくにより加勢を憑み、霜月上旬、大柿の城近々と取り寄せ候ひき


尾張の者は足腰立たないほどの大敗であったため、今の内に大垣を取り囲み、兵粮攻めすべきであると、
利政は北近江の国人浅井備前守亮政に加勢を頼み、十一月上旬に大垣城を取り囲んだ。


戦国Check✓

美濃国(みののくに)
かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東山道に位置する。別称は濃州(のうしゅう)。
領域はおおむね現在の岐阜県の南部。
多藝郡、石津郡、不破郡、安八郡、池田郡、大野郡、本巣郡、席田郡、方県郡、厚見郡、各務郡、山県郡、武藝郡、
郡上郡、加茂郡、可児郡、土岐郡、恵奈郡の十八郡から成る。

加納口の合戦(かのうぐちのかっせん)
天文十六年(1547年)九月二十二日に織田信秀(および朝倉孝景・土岐頼芸)と斎藤道三との間で起こった合戦である。
井ノ口の戦いとも言う。

斎藤 道三(さいとう どうさん)
戦国時代の武将。通称は新九郎。官位は山城守、左近大夫。美濃斎藤家初代当主。
「美濃の蝮」の異名を持ち、下克上によって戦国大名に成り上がったとされる人物。
名としては、法蓮房、松波庄五郎(庄九郎)、西村正利(勘九郎)、長井規秀(新九郎)、長井秀龍(新九郎)、斎藤利政(新九郎)、道三などが伝わる。

美濃大垣城(みのおおがきじょう)
美濃国安八郡牛屋村(現在の岐阜県大垣市郭町)にあった城。

北近江国(きたおうみのくに)
かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東山道に位置する。別称は江北(こうほく)・湖北。(こほく)。
領域はおおむね現在の滋賀県長浜市、米原市、彦根市鳥居本にあたる。
伊香郡、浅井郡、坂田郡の三郡から成る。
室町時代から戦国時代にかけて、近江国は北近江を佐々木源氏庶流の京極氏が治め、
南近江を佐々木源氏嫡流の六角氏が治める事で一国を二分していた。
その為、近江国守護職も京極氏を北近江守護職に、六角氏を南近江守護職と分けている時代もあった。

国人(こくじん)
主に鎌倉時代の地頭層から発し、南北朝時代から室町時代にかけて諸国の開発に推進した武士層のこと。
国人領主。国衆(くにしゅう)、国人衆。

浅井 亮政(あざい すけまさ)
戦国時代の武将。通称は新三郎。官位は備前守。北近江の国人浅井家初代当主。
北近江の国人である浅井氏庶流蔵人家直種の子に生まれた亮政は、浅井家嫡流で従兄弟浅井直政の娘蔵屋と結婚し、
浅井宗家を継承。
「浅井三代」の基礎を築いた人物。



救援
天文十六年(1547年)十一月十七日
敗戦の傷の癒えぬ織田弾正忠信秀は、軍備を整え美濃大垣城救援に再度美濃国に出陣するが・・


「霜月上旬、大柿の城近貼と取り寄せ、斎藤山城道三攻め寄するの由、注進切々なり。

其の儀においては、打ち立つべきの由にて、霜月十七日、織田備後守殿後巻として、又、憑み勢をさせられ、

木曾川・飛騨川の大河、舟渡しをこさせられ、美濃国へ御乱入、竹が鼻放火侯て、あかなべ口へ御働き侯て、

所貼に姻を揚げられ侯間、道三仰天致し、虎口を甘げ、井の口居城へ引き入るなり。

か様に、程なく傭後守軽貼と御発足、御手柄、申すぱかりなき次第なり。」



信秀は後方からの挟撃に備え、美濃と尾張の国境である木曽川、飛騨川を超えて美濃国に乱入
竹ヶ鼻(たけがはな)、茜部口(あかなべぐち)に進撃し、所々に火を付けた。

これには利政も意表をつかれたようで、大垣城攻撃の手を緩め、美濃稲葉山城へ兵を引き上げている。


戦国Check✓

信長公記(しんちょうこうき または のぶながこうき)
安土桃山時代の戦国大名織田信長の一代記。著者は太田牛一。
信長の幼少時代から信長が足利義昭を奉じて上洛した永禄十一年(1568年)までを首巻とし、
上洛から本能寺の変が起きた天正十年(1582年)の記録が全十六巻にまとめられている。

織田 信秀(おだ のぶひで)
戦国時代の武将。通称は三郎。官位は従五位下、弾正忠、備後守、三河守。
織田弾正忠家第三代当主。織田信長の父。
智勇に優れた武将であり、その豪勇は「尾張の虎」と称されて恐れられた。
また当時の経済流通拠点であった商業都市津島や熱田を支配下に組み込み、織田弾正忠家の礎を築いた。

竹ヶ鼻(たけがはな)
尾張国葉栗郡竹ヶ鼻(現在の岐阜県羽島市竹鼻町)辺りの地。

茜部口(あかなべぐち)
美濃国厚見郡茜部(現在の岐阜県岐阜市茜部町)辺りの地。

美濃稲葉山城(みのいなばやまじょう)
美濃国厚見郡井口(現在の岐阜県岐阜市金華山)にあった城。

青銭大名 東郷 隆(著)
安吾 戦国痛快短編集 (PHP文庫) 坂口 安吾 (著)
桶狭間戦記-センゴク外伝 宮下 英樹 (著)
織田三代記 羽生 道英 (著)
「戦国武将」がよくわかる本 猛将・婆娑羅(ばさら)武将編 株式会社レッカ社 (著, 編集)
戦国の活力 (全集 日本の歴史 8) 山田 邦明 (著)
なぜか語られなかった日本史の意外な顚末 歴史の謎研究会
歴史REALvol.4 戦国の城を攻める! 洋泉社
わが子に教えたい日本の心 石 平 (著)



叛旗
信秀は何とか美濃大垣城救援に成功するのではあるが・・・・・、
斎藤新九郎利政と誼(よしみ)を通じていた 尾張下四郡の守護代織田大和守信友の家臣坂井大膳が、
利政との手はず通り信秀の居城尾張古渡城を強襲し、城下に火を放ち、まさかの敵対行動を取った。

織田大和守家は、織田弾正忠家の主家であった為、
信秀にとっては「まさか」と耳を疑うしかなかった。


戦国Check✓

尾張下四郡(おわりしもよんぐん)
尾張国海東郡、海西郡、愛知郡、知多郡(現在の愛知県名古屋市から知多半島)に及ぶ範囲。

守護代(しゅごだい)
鎌倉時代と室町時代に守護の下に置かれた役職。
守護は、家臣の中から代官を任命して実際の政務を代行させた。
これが守護代である。
守護代も自らの代理人たる小守護代を置き、守護任国における土地支配構造はきわめて重層的であったといえる。

織田 信友(おだ のぶとも)
戦国時代の武将。通称は彦五郎。官位は大和守。織田大和守家第八代当主。
別称は清洲織田氏。尾張下四郡守護代。尾張清洲城主。
主家である斯波氏当主 斯波義統を傀儡の守護として擁立するが、信友自身も家臣である坂井氏や河尻氏に
家中の主導権を握られていたようである。
また元々は家来筋であった清洲三奉行の一人、織田弾正忠家当主 織田信秀と尾張国の覇権をめぐって争った。

坂井 大膳(さかい だいぜん)
戦国時代の武将。諱は不詳。通称は大膳。官位は大膳亮。
織田大和守家臣。尾張小守護代、又守護代。
坂井甚助、河尻与一、織田三位らと共に清洲織田大和守家の実権を握っていた。

尾張古渡城(おわりふるわたりじょう)
尾張国愛知郡古渡(現在の愛知県名古屋市中区)にあった城。



「なぜ?」と思われるようなこの織田大和守家の行動には訳があった。
それは、織田弾正忠信秀を、織田大和守信友は快(こころよ)く思ってはいなかったのである。


伊勢湾交易を背景に頭角を現した織田弾正忠家の勢力は、
主家である織田大和守家を凌ぐものとなっていた。
下克上が平然と行われる世において、他将に影響力のある部下ほど邪魔なものはない。

また、先の加納口の合戦で、信秀が総指揮をとる連合軍が美濃勢に大敗し、織田因幡守達広ら、
有力諸将をことごとく討ち取られたことも、信友と信秀の関係を悪化させる一つの要因となった。


戦国Check✓

下克上(げこくじょう)
下位の者が上位の者を政治的・軍事的に打倒して身分秩序(上下関係)を侵す行為。

織田 達広(おだ たつひろ)
戦国時代の武将。官位は因幡守。織田因幡守家当主。清洲織田三奉行家の一人。



和睦
信友にとっては、織田弾正忠家を取り潰す絶好の機会であったことはいうまでもない。


天文十六年(1547年)十一月二十日

霜月廿日、此の留守に、尾州の内清洲衆、備後守殿古渡新城へ人数を出だし、町口放火侯て、御敵の色を立てられ侯。

此の如く侯間、備後守御帰陣なり。

是れより鉾楯に及び侯へき



このような状況下ではどうすることも出来ず、信秀は止むを得ず尾張古渡城へ撤退する。

信秀軍の撤退を確認した斎藤新九郎利政は、手はず通り美濃大垣城に総攻撃をしかけ奪い取っている

織田弾正忠信秀は、主家織田大和守家の裏切りにより、美濃侵攻の足掛かりを失った。

以後、尾張国内の一族との対立に不安を覚えた信秀は、
斎藤新九郎利政との和睦(わぼく)を決意する。


戦国Check✓

和睦(わぼく)
争いをやめて仲直りすること。和解。

最強の英傑たちに学ぶ 勝ちの掟 津本 陽 (著)
信長公記 太田 牛一 (著者)、桑田 忠親(翻訳)
戦国武将 起死回生の逆転戦術 榎本 秋 (著)
戦国武将に学ぶサバイバル術 加来耕三 (著)
戦国武将に学ぶリバイバル術 加来耕三 (著)
地図で訪ねる歴史の舞台 日本 帝国書院編集部
ペンブックス8 もっと知りたい戦国武将 ペン編集部(著, 編集)
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