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日本を代表する反抗のカリスマ

 【19//2014】

自由な発想をたのしむ尾張のうつけ者



幼い頃の信長は「うつけ」と呼ばれていた。

信長公記(しんちょうこうき)によると、

其の比の御形儀(ぎょうぎ)、明衣(ゆかたびら)の袖をはずし、半袴、ひうち袋、色貼余多(あまた)付けさせられ、

御髪はちやせんに、くれなゐ糸、もゑぎ糸にて巻き立て、ゆわせられ、大刀、朱ざやをささせられ、

悉く朱武者に仰せ付けられ・・・



町を御通りの時、人日をも御憚(はばか)りなく、くり、柿は申すに及ぱず、瓜をかぶりくひになされ、

町中にて、立ちながら餅をほおばり、人により懸かり、人の肩につらさがりてより外は、御ありきなく侯。

其の比は、世間公道なる析節にて候間、大うつ気とより外に申さず候



その頃の身なりというと、湯かたびらの袖を外し、半袴(はんばかま)で火打ち袋などを身につけ、
髪は紅色や萌黄色(もえぎいろ)の糸で茶筅(ちゃせん)に結い立て、朱鞘(しゅざや)の太刀をさし、
お付きの者にもみな朱色の武具を着けさせていたという。

また、町を通るときは、人目を憚(はばか)ることなく、栗、柿はいうまでもなく、瓜をがぶりつき、
町中で立ちながら餅をほおばり、人に寄り懸かり、人の肩にぶらさがるような歩き方をしていたという。

「人の肩にぶらさがるような歩き方」
理解不可能だが、行儀悪い様子はよく解る。



戦国Check✓

うつけ
もともと「からっぽ」という意味であり、ぼんやりとした人物や暗愚な人物、常識にはずれた人物をさす。
うつけ者ともいう。字は「空」「虚」「躻」。
実際に暗愚な人物がうつけと呼ばれるというよりも、奇矯なふるまいなどにより「うつけ」と呼ばれるだけで、
実際には暗愚なわけではない場合が多い。

信長公記(しんちょうこうき または のぶながこうき)
安土桃山時代の戦国大名織田信長の一代記。著者は太田牛一。
信長の幼少時代から信長が足利義昭を奉じて上洛した永禄十一年(1568年)までを首巻とし、
上洛から本能寺の変が起きた天正十年(1582年)の記録が全十六巻にまとめられている。

茶筅(ちゃせん)
茶道において抹茶をたてるのに使用する茶道具のひとつ。
湯を加えた抹茶を茶碗の中でかき回して均一に分散させるための道具。


イメージ
よく信長を題材とした物語では「うつけ者」としての姿には意味がある的な感じで描かれているが
果たしてどうなのか。
ない ない
ただ、思春期にちょっとグレていた程度の事である。・・・・

近隣諸国の目を欺くための偽装工作
それもない ない

この頃の織田弾正忠家は、信長の父信秀が健在であり、バリバリ、イケイケの頃である。
主家をも凌ぐ力を持った信秀に憧れ、強い存在である父の姿を子供ながらに真似していただけなのではないか。

古い仕来り(しきたり)や常識にとらわれない人物造がすでに出来上がっているが、それは後年、
信長の偉業を知る我々の勝手なイメージである。


成長
人間の成長発達の過程においては、
親、年長者あるいは既成の価値体系に対して拒絶否定無視怒りの感情が芽生えたり、
破壊的・暴力的な行動をひきおこしたりすることが目立つ時期がある。

反抗期である。
第一次反抗期は幼児期にあり、第二次反抗期は思春期にあるとされている。

いずれも自我の発達に伴う自立、独立の欲求の高まりであり、人格形成上重要な意義をもつものである。

「うつけ」と呼ばれていた信長は、ただ反抗期を迎えていたに過ぎないのでは・・・・・。

通説では、常識にとらわれず自由な発想をたのしむ信長は、尾張のうつけ者などと悪評が立っていた。

母の愛に拒絶された子供の幼い反逆行為ともとれるが、この頃の信長には、
乱世で生き抜くための新しいビジョンがもう芽生え始めていた。

一般的な常識に判断基準を定める事はせず、信長自身の基準で物事を計り、決定していく。

だからうつけと陰口をたたかれても、身を正すことはなかった。



うつけ者という評価を世に知らしめたのはもう少し後の話である。




次回 第五話 少年の戦争哲学




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