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近年、遺産相続手続きへの関心が高まっている

 【05//2014】

遺言書



弘治二年(1556年)四月十八日
斎藤山城守道三は、鷺山(さぎやま)に陣を構えた。
娘婿である織田上総介信長も、道三援軍の為出兵し、木曽川・飛騨川を越えて尾張大良の東蔵坊に陣を構えた。


戦国Check✓

鷺山(さぎやま)
美濃国方県郡鷺山(現在の岐阜県岐阜市鷺山)辺りの地。

大良(おおら)
尾張国葉栗郡大良(現在の岐阜県羽島市正木町大浦)辺りの地。



覚悟

弘治二年(1556年)四月十九日
斎藤新九郎義龍の兵力を見た道三は、死を覚悟し、遺言状を残している。

道三が、日蓮宗総本山妙覚寺第十九世 観照院日饒(かんしょういんにちじょう)に宛てた自筆の遺言状によると、


わざわざ申しおくり候意趣は、美濃国大桑において、ついには織田上総介の存分に任すべきの条、

ゆずり状信長に対して渡しつかわす。其の節たらば下口出勢眼前なり。

その方のこと、堅約のごとく、京の妙覚寺へのぼられたるはもっともに候。

一子出家すれば九族天に生ずといえり。かくのごとくととのい候。



「美濃を織田上総介の思うようにしなさい」と婿信長に美濃国譲り渡し状として
美濃国の行く末を任すという旨を示すものであった。

また息子日饒には、京都妙覚寺へ行き仏門に入りなさい。
という内容のものであった。

一子出家すれば九族天に生まる
古来より仏教の教えとして言われており、
高祖・曽祖・祖父・父・己・子・孫・曾孫・玄孫の各九代にわたる親族の内、誰か一人でも仏に仕えれば(出家すれば)、皆極楽浄土へ行けるという内容のものである。


戦国Check✓

日蓮宗(にちれんしゅう)
鎌倉時代中期に日蓮によって興された仏教の宗旨の一つ。法華宗とも称する。
かつては天台法華宗に対し、日蓮法華宗とも称した。
開祖である日蓮の主要著作「立正安国論」のタイトルから、わかるように、
国家主義的(ナショナリズム)傾向の強い教えと見る識者は多い。

妙覚寺(みょうかくじ)
山城国二条衣棚(現在の京都府京都市上京区)にある日蓮宗本山(由緒寺院)。山号は具足山。
京都ではじめて日蓮宗を布教して洛陽開山と尊称された日像が、元亨元年(1321年)開創。
建武新政から南北朝内乱に至る政局の激動期に巧みに対処し、公武の間にしだいに寺基を安定させた。

九族(きゅうぞく)
九つの親族。
父方の親族四、母方の親族三、妻方の親族二からなり、その内容には諸説がある。
高祖父母・曽祖父母・祖父母・父母・自分・子・孫・曽孫・玄孫。
また一説に、異姓を含まないで直系の高祖父から玄孫にいたる九代の親族ともいう。

九族生天(きゅうぞくしょうてん)
子が一人出家すれば、その九族が天に生まれかわることができるという仏教の教え。
一子(いっし)出家すれば九族天に生ず。

極楽浄土(ごくらくじょうど)
仏教用語の1つで、あらゆる苦しみから解放され、幸福に満ちている世界のこと。仏国土。



遺言書キット
文具やオフィス家具をはじめとする商品・サービスを提供するコクヨから
「遺言書キット」なるユニークな商品が販売されている。

これさえ読めば遺言書が書けると言う訳だ。

漫画とわかりやすい説明で遺言書作成に必要な要点が網羅されているという。
遺言書専用紙には、コピーするとコピーの文字が浮かび上がる複写防止機能タイプの用紙が使用されていたり、大切な遺言書を美しく保管してくれる、遺言書保管用台紙(遺言書ホルダー)、
一度開封すると元に戻せない特殊な専用封筒が添付されているなど、様々な工夫が盛り込まれている。

ありそうでなかったこのアイデア商品は、発売からわずか4ヶ月で当初の年間売り上げ目標を達成。
不況の暗雲を吹き飛ばすかのようなヒット商品






一筆なみだばかり。

よしそれも夢、斎藤山城ここに至って、法華妙躰のうち、生老病死の苦をば、修羅場において仏果を得る・・・

すでに明日の一戦におよび、五躰不具の成仏うたがいあるべからず。

げにや、捨ててだに、この世のほかは、なきものを、いずくかついの、すみかなりけん



明日の義龍との一戦において、五躰が満足で無い状態となり死んで行くことであろう。
この世で得られた全ての物を捨ててしまって、残った物はこの命だけである。
私の最期の地とはいったい何処になるだろうか。

悲しい遺言である。
遺言書には「一筆なみだばかり」と記されており、道三はこの遺言書をどのような思いで記したのだろうか。

国を盗る事に執着し、謀略謀殺の限りを尽くし、国を奪いとった梟雄の姿はそこには無かった。



消滅
前国主土岐左京大夫頼芸の子新九郎義龍により美濃国は奪い返されようとしていた。
溺愛していた息子達は殺され、居城であった美濃稲葉山城も奪われた。
そして主だった家臣達はみな義龍を支持し、道三に叛旗を翻した

道三が持っていた全てのものが一瞬にして消えていった
遺言書を認(したた)めた、翌二十日、道三は義龍と一戦を交え、長良川河畔にて最後をとげた。


戦国Check✓

土岐 頼芸(とき よりあき)
戦国時代の武将。官位は左京大夫、美濃守。美濃守護。美濃土岐家第十五代当主。
斎藤道三に擁立され、兄土岐頼純を越前に追放し、美濃守護となる。
天文二十一年、道三とあらそって敗れ、のち尾張の織田信長をたよったとされる。
鷹の絵が得意で、土岐洞文と同一人物との説もある。

美濃稲葉山城(みのいなばやまじょう)
美濃国厚見郡井口(現在の岐阜県岐阜市金華山)にあった城。

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